act#015『夢を盗みて』 公演情報 STAR☆JACKS「act#015『夢を盗みて』」の観てきた!クチコミとコメント

  • 映像鑑賞

    満足度★★★★

    日程調整が難しかったため、配信にて拝見しました。配信があること・日替わり部分も全て見られるようになっていること、非常にありがたかったです。

    出演者の方も多く、殺陣シーンやダンスシーンが華やかでした。ABCホールでの上演なので人数がいても手狭に感じることもなかったです。
    ごちゃまぜカーニバルと銘打たれている通りの、15周年記念のめでたい感じが楽しめました。

    事前情報をほぼ全く入れずに見てしまい、公演情報にもある「難しいことは考えるな!感じろ!これは唯の超娯楽舞台!」を確認出来ていなかったので、正直ところどころ気になってしまう所はあったのですが、その文言を踏まえて見ていればあまり気にならなかったのかなと思いました。

    以降ネタバレBOX。

    ネタバレBOX

    公演内容を含みます

    ・1番気になってしまったのは市と入れ替えられ身代わりになった赤子のことでした。どちらの両親にも大事に想われている描かれ方はしていたものの、それでもまだ、生まれたばかりの我が子を差し出している割には埋蔵金夫婦の手放し方があっさりしているように感じました。埋の私たち家族の命も差し出す、のようなセリフも、自分では拒否することが出来ない赤子を身代わりに出すむごさを必要以上に感じてしまい、かなしくてなかなか本筋のキャラクターに感情を向けることが難しかったです。

    ・本編前の字幕(あらすじというか舞台設定が投影される部分)が読みにくく感じました。流れが少し早く、漢字が多くなったりして文字数が詰まる文が入ると、理解するまで時間がかかり、読むのが間に合わない部分がありました。途中で読むのを諦めましたが本編だけでも充分理解が出来たので、もっと簡潔な内容に要約し、遅めのスピードで投影されていたら良かったと思いました。

    ・本筋でスポットのあたる親子関係の描かれ方は良かったと思います。実の親と育ての親の蹴りの付け方というか、この場合は育ての親の方に比重をかけて欲しかったので、そのようにまとまったことが嬉しく感じました。赤子の頃に別れ、実の親が石川五右衛門であったと知らずに育った市が、育ての親を差し置いて産みの親に執着しすぎると違和感ですし、実の親子に通う愛の方を描かれすぎてしまうと、どうしても埋と金蔵の身代わりになった子のことも過ってしまうのであの塩梅でまとまって良かったと思いました。徳川の親子関係もアツく、色んな家族像が描かれているのが良かったです。

    ・夢の中で盗みをする設定が面白かったです。時代劇のような雰囲気はあるものの、その設定によって真新しい印象が足されていました。最初は、その時代のひとの夢が現代的な内容なのを不思議に思ったのですが、時代がガラッと変わることによって夢の中と現実の差をくっきり分けられていたので理解しやすかったです。演出として有効だなと思いました。

    ・個人の好みに拠りますが、ギャグシーンが多く感じました。(多いというか、長いというか)娯楽に振った作品ということなのでギャグシーンが多くても楽しくていいのですが、私個人としては物語の流れを邪魔しない程度にギャグがあるほうが好みなので、流れが止まるたび少し現実に引き戻される感じがしてしまいました。

    ・日替わり部分は、過去公演に出演された役者さんがその時のキャラクターで登場し、パラレル的な交流をするという、周年記念ならではのファンへのご褒美要素ですね。「じんない」がはじめて観たSJ作品だったので、非常に楽しめました。夢の中での出来事なので、何が起こっても良いというか、はちゃめちゃなシーンになっても筋が通るなと思いました。

    気になる所もありましたが、ファン感謝祭的な作品としては非常に楽しめる作品だと思いました。

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    2022/07/09 10:19

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