神様はいない(公演終了・ありがとうございました・御感想お待ちしています) 公演情報 MU「神様はいない(公演終了・ありがとうございました・御感想お待ちしています)」の観てきた!クチコミとコメント

  • 神っぽいものの恐ろしさ
    舞台にのせられたのは
    文学と神。

    不気味さの丁寧な表現から、しっかりと人の脆さや内心の闇を俯瞰させる、秀作でありました。

    ネタバレBOX

    流行らないお蕎麦屋さんの兄弟が
    現世利益の宗教にはまっていく姿と、
    神を内心に宿らせた妹との
    似て非なる心の移ろいを
    ハセガワアユムは丁寧に描いていきます。

    兄弟が宗教に取り込まれていく姿に
    粟立つような不気味さがあって・・・。
    自由を標榜し、蜜の味でたらしこんで
    蟻地獄に惹きこんでいく
    宗教の振りかざす正義に底知れぬ恐ろしさを感じて。

    その一方で、
    神を抱いた妹の内心に潜む
    神への恭順とそれゆえの破壊への衝動も
    浮き彫りにされていく。

    小説を描く者の
    内心と受け入れられる表現との折り合いの部分も
    うまく取り入れられていて・・・。

    信仰の内側にある無と有のそれぞれに翻弄されていく
    人の姿に目を見開き
    その概念をしたたかに具現化する
    ハセガワアユムの手腕に息を呑んだことでした。



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    2009/09/15 07:06

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