満足度★★★★★
堂々たる圭史、梅雀の存在感圭史が『毛抜』で粂寺弾正を演じる。大らかなユーモアにあふれ、荒唐無稽な内容の『毛抜』はとても好きな作品なのだが、圭史の弾正はこの作品独特の明朗さをしっかり引き出すものだった。幕引き後の花道退場のときもたっぷりと時間をとって観客を楽しませる。『新門辰五郎』も派手な立ち回りなども含む娯楽性豊かな作品。梅雀の台詞の美しさにしびれる。歌舞伎好きな人はもちろん、これまで歌舞伎を見たことのない人にも是非進めたい舞台である。
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2007/05/12 23:01
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