水の王国 公演情報 るぼわーる「水の王国」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    崩壊していくさま
    大好きなるぼわーるの作品だから、すんごく楽しみにしていた(^0^)
    巨大な湖に浮かぶ王宮に住まう媛巫女と、それに従う5つの個性豊かな連合国家を「水の王国」と呼ぶ。

    舞台セットもその緑豊かさを想像させるような演出で美しかった。
    願わくば・・・水の音の導入もあると雰囲気はもっと増したかも。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    平和で美しい「水の王国」に高句麗の国のハモンが密偵として送り込まれる。彼は「水の王国」を内からも外からも滅びに導く為に、媛巫女の那美媛に取り入り、王国の女王・媛巫女の那珂津美媛を信用させて薬を盛り廃人とさせてしまう。
    一方でハモンは四の国長・平群に入れ知恵をして他の国長と仲たがいするように仕向ける。こうしてハモンによって食い荒らされた「水の王国」に伍の国長・武彦が帰ってくる。
    武彦は一途に那美媛を想い慕い、彼女と王国を守るために6年の間、戦い続けてきたのだった。
    しかし、当の那美姫はハモンの術中にはまった時から、妖精の声や自然の声を聴く能力が失われ、その不安と心の弱さからいつも傍にいたハモンなしでは生きられなくなっていた。

    やがてハモンの使命に気が付いたそれぞれの国長は武彦に賛同しハモンを倒すことにしたが、那美姫がこれを阻害する。悪魔の心を現したハモンに那美姫は正気を取り戻し、ハモンを刺し殺すが、「水の王国」を滅びに導き、王国の女王を廃人にさせてしまった己の罪を償う為に、武彦に「私を殺して。」と命じる。

    密偵によって無残にも引き裂かれた那美媛と武彦と王国の物語。
    一人の媛巫女をひたむきに想い続ける武彦の生き様に感動した2時間。
    舞台はミュージカル風で妖精たちのバレエが導入され、なんとも素敵な空間でした。

    最後に放った武彦の言葉
    「かたわらに自分を抱きしめてくれる相手がいるだけで良かった。」

    うーーん、感無量。
    命を終えるそのときに「幸せだった」って思える人生って難しい・・。
    がんばろー・・。

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    2009/09/10 13:18

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