まるで花が咲くように 公演情報 劇団てあとろ50’「まるで花が咲くように」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    荒削りな中に才能のきらめきを見た。
     早稲田大学の学生劇団てあとろ50’の新人試演会。登場するのは全員今年入部した大学1年生、そして演出はこれが2回目の2年生というフレッシュな顔ぶれ。

     非常に有望な新人がたくさん入ったということで期待して観に行った。結論から言うと期待以上の出来だった。

    ネタバレBOX

     なにより山邊健介の脚本が、役者をあて書きしたのだろうが、それぞれの長所をうまく引き出し、登場人物それぞれが輝いていたことは特筆ものだ。

     ラストのどんでん返しは若干強引な気もするが、それでもさわやかで明るい気分にさせてくれたので、これも正解だ。総じて山邊の演出はテンポとメリハリを重視しているようだ。シーン転換が素早く、全体の流れに心地よいリズムがある。

     芝居が始まってからしばらくがばたばたとして落ち着きがなかったのが残念。中盤からは芝居が落ち着いて、観客がのめり込むように見ていた。全体がコミカルな雰囲気で進む中、ウメヒメとオシロイのシーン、ツクシとシュウキのシーン、ヒナギクとナズナのシーンなどしっとりとしたシーンがきちんと用意され、そこがしっかりと演じられているので、芝居が引き締まった。いくつかのシーンでは思わず涙が出てきた。

     役者が皆、(新人にも関わらず)達者なことに驚かされるが、その中でもツクシを演じた松浪慧のさわやかな演技と、ウメヒメを演じた森田尚子の堂々とした演技が光った。その他将来が楽しみな役者がたくさんいた。

     1時間30分でたっぷりと楽しませてくれるエンターテイメント。細かいことや難しいことは考えないで、楽しんでいってくださいという作り。歌あり、踊りあり、笑いあり、涙あり、エンターテイメントの王道を学生劇団に見せてもらった。

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    2009/09/05 02:43

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