実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/05/13 (金) 14:00
【Team Doughnut】5/13 14:00
【Team Pudding】5/14 13:00
生徒会長の改選(と一学期の期末試験)を控えた高校の生徒たち(+α)の群像劇。
生徒会長改選の件が芯になってはいるものの一つの大きな流れがあるのではなく芯に沿ってエピソードを羅列する構造は物語として弱いが、各人物のキャラクターの描き分け(脚本のみならず演技も含む)と会話/言い回しの巧みさによって終盤の「ある事件」まで飽きさせずに見せてしまうのがこの団体/吉岡戯曲の魅力か?
終盤でのある人物の論旨がいささか強引に感じられるが、保身のために似たようなことをする人物は現実としていそうでもあるし「芝居のウソ」の範囲内か。
強いて欠点を挙げれば冒頭の「ピアノの件」が回収されないのが惜しいかも?