夢から醒めた夢 公演情報 劇団四季「夢から醒めた夢」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    夢の国においでよ
    地方公演も演目も初めての体験だったのですが、東京公演を見ていたとしてもやっぱり見に行っていたと思います。名古屋劇場の公演グッズの売り場には他の四季劇場でも公演中のパンフレットも売っています。関連本もあります。東京のような野外でのロビーパフォーマンスはありませんでした。
    本編では、ピコが精霊達と遊園地で踊り、マコとすれ違うシーン・ピコに歌で話しかけるマコ・幸せなはずの呼びかけが一瞬で悲しい声に変わるシーン・賑やかな霊界空港で寂しげに登場し、膝を抱えて座るメソ・お笑いみたいなやり取りを楽しむデビルとエンジェルなどが印象的でした。劇団四季のファンだけでなく、赤川次郎ファンも必見だと思います。

    ネタバレBOX

    冒険や不思議なことが好きな女の子・ピコは、夢の配達人の「おじさん」の案内で、お化け屋敷で幽霊の少女・マコと出会います。「お母さんを慰めたいから、一日だけあたしと代わって」と言うマコのパスポートを手に、霊界空港へ向かうピコ。罪が清められるまで労働の日々を送る青年・メソはそのパスポートを取り替えてしまい…。
    赤川次郎氏の原作と大きく違う所は、

    (1)ピコタンが冒険好きなのは、ラストで明かされる
    (2)お化け屋敷はピコタンが自分で入った
    (3)配達人に当たる人物は、舞台ほど頼もしい存在ではない
    (4)マコに当たる女の子の名前は分からない
    (5)お母さんの目が覚めるのは、ピコタンの言葉を「聞く」ことによってだった

    などです。ネットの書評では原作を賛美する声が圧倒的ですが、本気にすることなどありません。原作を読んでから見るほうがいいとも思いません。原作が先でも、舞台が先でも、倍楽しめると思います。

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    2006/12/27 19:12

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