ばべるの塔の僕とガイジン【ご来場ありがとうございました】 公演情報 ザ・プレイボーイズ「ばべるの塔の僕とガイジン【ご来場ありがとうございました】」の観てきた!クチコミとコメント


  • チケットプレゼントで招待されてるのであんまりアレなことを書くべきじゃないのかもしれないけど、そこで胸にしまっておくのも正しくない気がして書きます。 ご招待ありがとうございます。


    自分は「どちらかというと白人」チームの回を見たが、シンイチ役の松居大悟氏が出色の好演だった。彼が自劇団のゴジゲンでよく描く、ダメでバカでナイーブな大学生、という役がピッタリはまっていた。

    ガイジンの扱い方、描き方こそ疑問が残るが、二人の交流はベタならではの面白さ、素敵さで愛らしくなる。ザ・プレイボーイズの前作に比べて言うと、ダメ男達のはしゃぎ合いではなく人数を絞ったのは正解。

    ただ、意地悪でパワフルなおじさんに全く好感が持てない。え、あれ意識的に敵対心を煽ってた訳じゃないよね?

    ネタバレBOX

    そして最後、ガイジンが内戦中の自国に戻ってからの、世界平和論が頂けない。いきなり熱く語る主人公とおじさんのバックボーンが見えず、とってつけたような台詞と、70年代的「ぶつかってこい」演出の暑苦しさには赤面すらしてしまう。

    また、「人より上に行きたい」という思想が争いの元、というまさにバベルの塔の逸話が主人公から語られるが、これが主張かと思いきや最後に主人公が「いつか平和になったらデカい塔を建てて、最上階でまた一緒に暮らしたい」と叫ぶ。
    え?バベルの塔、建てるの?認めるの?それとももしや「それでも塔を建てたがる人間の業」ってこと?

    そしてとんでもないオチがやってくる。
    「実はドッキリで、ガイジンの国は内戦してないしガイジンも帰国してなかった」というもの。
    これは直前の熱さの照れ隠しなのかしらないけど、このドッキリによって、バベルの塔の逸話をなぞりたいのか、そうでないのか、世界平和論を唐突に語り出した意味があるのか、「迷う」のではなく「意味不明」にされる。どういう意図なのか(知ってる人いたら教えてください)。

    あと、今回行った理由でもある「1985年生まれの劇団主宰」は、結局自己紹介以外何も語られていなくて残念。企画がパクりでも何でもよいが、パクったスタイルで何を語るかだと思う。司会や進行がアレだったけど、それ以上にそこの中身を考えてほしかった。

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    2009/08/04 02:06

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