信長 -NOBUNAGA 公演情報 劇団め組「信長 -NOBUNAGA」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    トップに立つものは
    常に孤独が押し寄せる。周りは敵だらけだからだ。戦国の世を題材にコミカルな部分も混ぜ合わせて、本当に楽しく、かといって軽くは無く、キャストの演技力も秀逸で重みのある納得のいく舞台でした。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    信長が生まれた時には既にこの世は戦国であった。彼はこの戦国の世を終わらせようと戦うが本能寺を潰す決意をした段階で彼の側近や母親らが揺らぎ始める。信長は宗教(本能寺)こそが絶大な勢力を持った戦力だと先を読むが、母親と信長の腹心は躊躇する。しかし、信長はこの世から戦いを無くすのは天下統一しかない、と信じ己の信念で押し通す。
    一方で、信長の心は常に孤独でその心と戦っている信長がいた。
    「神は一人」と説き神の愛を伝える異教に「その神は余程孤独なんだろうな、信者でもその孤独は解るまい。」と信長。

    信長の天下統一にかけた真理を描いた作品。

    猛将・信長役の新宮がひじょうにいい。無駄なものをそぎ落とし、動けばピシリと音が鳴りそうなしなやかな筋肉で形作られた体躯。刃物のように鋭く、それでいて清流のようにすんだ声。こんな猛将なら、誓いの金打はいくらでも打ってしまう!(^0^)
    それに対比して足利義昭(野村)のバカ将軍っぷりぷりが実に素敵だ。なにやら珍重すべき野生の動物をみる思いでいた。そんな絶妙なキャラで観客を楽しませてくれたのだから大いに満足し帰りの足取りは軽すぎるくらいだった!(^0^)
    め組という劇団、抱えてるキャストの熟練された演技力には舌を巻いたが、ただ一つ、惜しむらくはお鍋の方(宮尾)のカツゼツが悪く聞き取り難いセリフがあったことだ。

    ダンスあり、不穏さを匂わせる導入音楽あり、コメディあり~の素晴らしい舞台でした。

    2

    2009/08/03 18:21

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  • てとら>
    はい。ひじょうに素晴らしい世界観でした。フライヤーの印象からもっとシリアスな舞台で女性の衣装は着物なのかと思いきや、ダンスありコメディありの盛りだくさんの舞台に思わず、ニコニコしながら見入っていました。

    それから、もうお一人の女神を拝見できたのは、思わぬ収穫でした♪

    2009/08/04 12:05

    いやー、やっぱり☆5つでしたね。
    そうだと確信していました。まあ、私も5個でしたけど。
    先ほど、自分の「観てきた!」をアップして、ただ今、拝見させてもらいました。

    引き込まれましたよね。あと、信長役の新宮くん、よかったですよね。私が女だったら……なんて野暮は、女性のみささん相手には、やめましょう。

    2009/08/04 01:26

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