信長 -NOBUNAGA 公演情報 劇団め組「信長 -NOBUNAGA」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    王道
    以前からチラシを目にするたびにどんな感じなんだろう?と気になっていた「劇団め組」さん、初めてみせていただきました。

    全体的な印象は、歴史劇の「王道」なんだなぁ、と。衣装(髪も含め)や音楽、そしてダンスでの表現など、ひとつひとつは現代的にアレンジされているふうでありながら、柱としては重厚な台詞劇で、日本人として一般的に知っている(イメージしている)「信長」にまつわる史実を忠実に、丁寧に描いている感じが好印象でした。

    エピソードと登場人物が多く盛り込まれているがゆえに、焦点をズバッと絞りにくいかなぁというのが、涙するまでには繋がらなかった理由かな…。観客側の想像力に委ねる部分がない感じが惜しいです。
    勝手な好みを書けば、もう少し、光秀との関係性を色濃く描いて欲しかったな。いえ、もちろんきちんと描かれていて、役者さんも表現されていたとも思うので、あくまでも勝手な「もう少し」なのですが。

    ネタバレBOX

    「史実に忠実」というイメージのなかで、信長が「山道の猿」と邂逅する場面がとても印象的で好きでした。
    (私が無知なだけで、あるいは有名なエピソードなのかもしれませんが)

    初観劇な身で、よくわからないながら…。
    こういうのが「め組」さんのカーテンコールの定番なんでしょうか?
    ノリのいい音楽にのせて、作品世界とは一転して明るいご挨拶で…重厚な終焉にぐーっと浸っていた余韻をぐわっともぎ取られた感がして、そこまでに抱いていた感想とはちょっと別物になってしまった感があり、個人的には残念でした。
    かといって、ぐーっと重く終わり過ぎるのもツラいものがありそうだから、これでいいのかなぁとも迷うところ。
    多くの作品を上演されてきた劇団のようなので、これが「め組」さんのスタイルっていうことなのでしょうね。

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    2009/08/03 11:57

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