夜ふかしする人々 公演情報 戯曲本舗「夜ふかしする人々」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2022/04/16 (土)

    価格3,800円

    16日19時開演回(100分)を拝見。

    3団体それぞれの短編を、1、2本目の後、10分間の休憩をはさんで、3本目の構成。

    1本目の、水中散歩「浮遊している、俺ら」は
    あまり順調とはいえない人生を送る3人の男達のコミカルなやり取りを聴いていたら、突然…
    決して”恐い話”ではないものの、残された2人もまた、最後は夜の闇に覆われていくような"読後感"。

    2本目の、戯曲本舗「アンフォルム」は
    正直、難解で、自分の手には負えなかった。
    夜中に、ベッドの中でひも解く、文庫本の「雨月物語」やらラフカディオ・ハーンの「怪談」の頁に目を通しているような感覚で拝見させてもらった。

    3本目の、劇団二畳「機種変更」は
    不仲の娘に対して、昭和の漫才師"横山やすし"ばりに傍若無人に振る舞う父親の、不器用なコミュニケーションの有り様に、初めこそ無邪気に大笑いさせてもらったが、途中から、舞台上の2人に、亡父と自分との記憶が重なって…個人的には、苦笑いの泣き笑いな作品だった。

    ネタバレBOX

    【配役】
    水中散歩「浮遊している、俺ら」
     岡(浮気調査中の私立探偵)…小泉匠久さん
     段原(団地住民から選ばれた管理人。実は岡と…)…神門駿兵さん
     佐渡村(以前、団地に住んでいた”旅する男”)尾山道郎さん

    戯曲本舗「アンフォルム」
     何かが入っている寝袋の脇に居続ける女…森宮ゆずさん(「水棲のアリア s.v.」ぶりの方)
     友人をひたすら待っている男…髙橋真理さん
     荒野を放浪する、行くあてのない女…水田菜津美さん

    劇団二畳「機種変更」
     大林かんな(最近、一人暮らししていた都会から出戻り)…丸山小百合さん
     父・清夫(在職中は、家庭を顧みず仕事一途だった)…大田康太郎さん
     母・のり子(父親と娘の間に立つ緩衝役だったのだが…)…たきざわちえ象さん

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    2022/04/17 00:36

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