新しい男 公演情報 城山羊の会「新しい男」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    からっと失敬。
    「からっとして、失敬。」4
    三鷹と招待カンパニーが作る太宰の演劇は通い始めて3年目。
    こういった一つのモチーフで年に1本見られるのはなかなかよい。
    今回は、城山羊の会。

    これほどからっとコメディにしてくれると気持ちがいい。
    当人たちが至って真面目だからこそ、真面目に笑える。
    キャラクタがしっかり生きてくると、眩しささえ覚える。
    特に初音映莉子。わがままな妹/恋人というキャラクタ。
    かなりの当たり役だったのではないか。

    ただ、太宰モチーフじゃなくても、これは書かれる戯曲だったろう。
    この企画の難しいところは、そんなところにも感じられる。

    ネタバレBOX

    太宰が読めない“太宰役”というのは、悪くない。
    ただ、“太宰役”をさらに相応しい人に譲るという行為に可笑しみがない。
    もっと苦悩しろよーって思う。

    三鷹芸劇職員の森元隆樹が“出演”をしていて仰天。ごちそうさまでした。

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    2009/07/17 01:39

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