合唱舞踊劇「ヨハネ受難曲」 公演情報 O.F.C.「合唱舞踊劇「ヨハネ受難曲」」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    たまにはクラシック
    バレエと合唱と管弦楽の合体をめざす、O.F.C.という団体の公演。バレエの振付は今年77歳になる超ベテラン、佐多達枝が以前からずっと担当している。
    彼女の振付作品を見るのは3年前の「庭園」以来これが5回目。作品の内容も、カーテンコールで見かけるその姿も、実年齢よりはずいぶん若々しい。先日のさいたまゴールドシアターだけじゃないね、元気なお年寄りは。
    バッハの「ヨハネ受難曲」は演奏時間が2時間ほどの大作。佐多とコンビを組んでいる河内連太という人が台本を書いたらしいので、バッハの曲をそのまま演奏したのではないようだが、それでも上演時間は2時間くらいあった。
    このホールはクラシックのコンサート専用で、普段はダンスや芝居はやらないのだが、今回はステージの手前側にオーケストラ・ピットを設け、残りのステージの後方に合唱団が並び、オケピとコーラスに挟まれた中央部分が踊り場になっていた。かなり狭い上、手前に傾斜のある八百屋舞台なのでダンサーたちは大変だったと思うが、大したトラブルもなく無事に終わった。
    以前、「ヨハネ受難曲」をコンサートで聞いたときは歌詞の意味が字幕で映写された。コーラスとソロからなるこの曲はオペラに近い形式だし、歌詞の内容も聖書に基づいたドラマチックなものなので、その意味がわからないと面白さが半減する。しかし今回の公演では、演奏のほかにダンスが加わるので、これに字幕を付けるとそちらに気をとられて肝心のダンスが目に入らなくなる。だから字幕はつかなかった。
    見ている途中では字幕があればと思う瞬間もあったが、それでも歌詞の内容をダンサーの動きがある程度補足してくれたので、字幕も踊りもなしで聞くよりはだいぶましだった。
    バレエと演奏、どちらに重点を置くかは客の興味次第だろう。私自身はダンスが主、演奏が従で、基本的にはコンサートを聞きに行ったというよりもバレエ公演を見に行ったという印象が強い。
    ダンサーはキリスト役と13人の弟子がメイン。コーラス隊の一部が群集として振りをこなす場面もあった。20列目という座席ではダンサーの顔はオペラグラスなしではなかなかわからないし、私はメガネが邪魔なので基本的にオペラグラスは使わない。余談だけど、オペラグラスを使いたいがためにメガネからコンタクトレンズに替えたという人を私は知っている。
    それでもいちばんの目当てだった井上バレエ団の島田衣子は、目を凝らして捜すまでもなく、動きのよさで自然と目にとまった。
    あとで調べたら、ヨハネ受難曲よりもさらに長い、同じくバッハ作曲の「マタイ受難曲」もすでにバレエ化されているという。しかし、生きている間に見る機会はたぶんないだろうなあ。

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    2009/07/06 00:57

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