イヌ物語 公演情報 劇団サーカス劇場「イヌ物語」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★

    意欲は買うが・・・
    「劇団サーカス劇場」を東大時代から観続けてきた。
    今回は前回の「カラス」に続いて清末浩平は脚本のみで、
    東大の後輩でもある川口典成が演出を担当。主役のブチを
    「黒色綺譚カナリア派」の赤澤ムックが演じるということで
    多少期待を持って観た。
    最近の「サーカス劇場」は昭和レトロから現代へと舞台を移し、アングラ
    調からの脱却をはかっているようだ。
    今回は音楽も清末氏好みのノスタルジックなものから、ロック、中島みゆき、
    文楽の義太夫を思わせる太棹三味線へと変化し、このあたりは川口氏の
    趣味なのか。
    上演時間が従来は2幕2時間が多かったが、今回は短くまとめた点は評価できる。

    ネタバレBOX

    赤澤ムックのオッサン声には驚いた。この人は元唐組だけにアングラ色が濃い。
    忌野清志郎を思わせる堂下勝気の「ロックのおじさん」がみんなから一目置かれているという設定だが、設定のみであまり説得力がなく、脚本に描きこみが足りない。また、千秋楽近くなのに、登場するなりセリフをかんだのもいただけなかった。
    ワダ・タワーの青竹先生は余裕の微笑みが宗教活動家らしく見えて面白い。
    途中、スモークが時々出ているが煙ではなさそうで朝もやの表現なのか何なのか意味不明。
    ブチの探す鍵の色が銀、金、銀と言うたびに変化するが、(言い間違いでなければ)聴いていて混乱する。それほどこだわっている鍵なら色はどちらかに決めてほしい。寒くてつまらないギャグがなくなったのはありがたいが、いつものことながら全体に人間描写が類型的で中途半端な点に不満が残った
    ので、あえて辛い点をつけた。

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    2009/07/05 05:57

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