実演鑑賞
満足度★★★★★
泣かされた、笑わされた。ホンもいいけれど、ホンを読むだけでは起きなかった感情の波が湧き上がってきた。落ち目の人気女優役の野々村のん、その旧友役の津田真澄の演じる感情のリアルにひきこまれた。人気女優の高校生時代を演じた角田萌果は、オーディション的な演技シーンの没入感が素晴らしい。津田の夫役の、ひょうきんなチャラ男の横堀悦夫も、いいアクセントになっていた。素晴らしい舞台であった。
「セイムタイム・ネクストイヤー」や映画「グランドホテル」にヒントを得ているが、それだけではない。マキノノゾミの自作「モンローによろしく」を先日30年ぶりの再演を見たばかりだったので、「横濱短篇ホテル」冒頭はそのパクリになっているのは笑えた。
2時間35分(休憩15分込み)