関西演劇祭 in Tokyo 公演情報 関西演劇祭「関西演劇祭 in Tokyo」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2022/03/09 (水) 18:00

    #オパンポン創造社 / #くによし組 を観た。面白かった。
     オパンポンは関西で活動する劇団で、初見のユニットだが、2017年初演で本祭でもかつて上演したらしい『最後の晩餐』を上演。代表作の一つらしい。惑星が地球に衝突する地球最後の日に、夫が家に帰って来たら、妻がしてみたかったSMの女王様をしていた、というシュールながら、コントなどでよくあるオープニングから、物語はドンドン展開し、相当に深遠な方向に向かい、割と予想できるかな、というエンディングに落ち着く。終演後のティーチインで、その辺を計算して上演するというあたりは見事だと思ったが、オパンポンパンツはやりすぎと思う。尤も、劇団の方針なのでしょうがないが。
     くによし組は当然ながら新作で『眠る女とその周辺について』を上演。眠る病気になった女の子と幼い頃婚約した男が、自分の住むシェアハウスで女の子を引き取り、同居人と一緒に面倒を見るが…、の物語。いつも通りの「異常な」設定で始まり、そういった中で「正常に」暮す人々が「シュール」になる、という、いつも通りのくによし組だった。最近は、社会的に重く感じる人々を描くことが多く、今回もちょっとそんな感じで、笑わせてくれるんだけど、後で考えることが多くある、そんな感じだ。

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    2022/03/11 20:18

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