少女地獄 公演情報 シークレットハンサム「少女地獄」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    狂人
    夢は誰でも観る!時に演劇の世界では殆どが幻想なのだ。
    久作の作風は幻想文学で、特に「夢想家、夢ばかり見る変人」といわれているが、だからこそ、劇の世界では面白い。

    だから、「狂人の解放治療」から練り直し演出したような今回の作品は期待しない訳が無い。
    そう、狂人たちの精神生理学なのだから・・。(^0^)

    ネタバレBOX




    「なんでもない」
    看護婦役の姫草ゆりこ、精神科のドクター正木、耳鼻科のドクターうつき、この3人の一体誰が狂人なのか?と思わせる展開。終盤、3人とも狂人と解る。以前観た「トランス」のような仕掛け。


    「殺人リレー」
    いたいけな少女を食い物にして次々と殺人を犯す殺人鬼の物語。少女は目の前に居るこの男が殺人鬼と解っていながら、好きになってしまった殺人鬼を殺せない。少女がナイフで殺人鬼を刺そうとするシーンはあまりにもリアルすぎて「ひっ!!!」と声が漏れてしまったほど。


    「火星の女」
    大畑夫婦の夫にはロリコンの趣味があり、今の妻は綺麗だけれど少女とは遠い存在になってしまって、妻を抱けない。妻は学生水着を着たりして努力はするが、それでも夫は妻を抱けない。最終的に妻が取った行動は幼女を殺してしまう事。ソレを知った夫は妻と一緒に無理心中を図る。


    どの作品も予想通りの素晴らしい作品でした。とにかく、物語に始終引きずり込まれてワクワクドキドキの連続。3作品とも演じる場所が違うので観客がクッションを持って自由に移動する。物語に観客を巻き込むシーンもあり絶妙!

    0

    2009/06/26 17:06

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大