実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/03/04 (金) 13:00
ドキュメンタリー演劇とでも言おうか。重い話題だが演劇的である。120分。 広島に生まれ育った栗原チエ子は、原爆が投下された際は爆心地にいなくて被爆しなかったが、全ての家族を失う。老境に入った彼女が回想する被爆後の広島の現実を、ある意味淡々と描くことで芝居は進行する。チエ子役の女優はマスクをしてほとんど台詞を発せず、他の役者陣が替わって台詞を語るのは、発言することを奪われた被爆者を象徴しているように思った。終盤に見せる、被爆1年後の光景のシーンがとにかく印象的。
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2022/03/05 22:23
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五色劇場/岩﨑きえ