実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/02/09 (水) 14:00
座席I列6番
酔った勢いで行きずりの女子高校生に誘われて心中未遂事件を起こし自殺幇助などの罪で服役した主人公のその後の人生。
途中、主人公が見る少女の霊が表すものが何であるか霊自身が主人公に示唆するのが秀逸で、ここから本作の解釈がぐっと深いものとなり観た者により受け取るものが異なりそう。
観る角度によって見えるものが違う(客席の位置とか具体的な意味ではない)と言うか光のあて方で色が変わると言うか、観る者の経験・身上/心情が大きく作用して、ある意味「観劇者自身を映す鏡」と言えるのではあるまいか?