満足度★★★
面倒臭い女の話
青山円形劇場の特徴をフルに活用した演出が冴える、
なかなかな逸品。
360度、全てを上手く利用した魅力あふれる作品になっています。
出演している男の子達は皆んな清潔感があり
「ザ・青春」な熱いやりとりで話が進んでいく。
同じシチュエーションを4つの視点で繰り広げられていくのだが
微妙な演技の変化が印象に残る。
特に、映画「リリィシュシュのすべて」で市原隼人の同級生を
演じていた(と思った)笠原秀幸のナイーブさと
力強さは、なかなか。
狂言回し的な、賀集は、やや位置づけが中途半端。
若いんだか兄貴分なのか、
ちょっと良くわからず、主役(らしい)としての影は薄い。
しかし、純粋で素直な男の子達が、ああいう訳わかない
面倒な女に振り回されている話は、何だか本当にせつない。
社会を毒しているの諸悪の根源は女性と、痛感する逸品です。
話の内容は薄っぺらで、
深夜放送の低予算ドラマを見ているような感じで
全く中身はないんだけど、
キラキラ輝く少年達を見て元気をもらえる作品です。