宮城野(東京公演) 公演情報 劇団あおきりみかん「宮城野(東京公演)」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    この劇団は4年ぶりの観劇となる。
    前回は「鏡の星」。情けないことに、記憶は定かでなく、「あおぎりみかん」の響きが、かつての観劇の好印象を残していたため、また観てみようと決めることにした。自分のブログにあたってみたが、やはりおもしろかったという感想が書かれている。内容については何もなかったが。
    さて、今回の「宮城野」。ちょうど、私が車谷長吉の「赤目四十八瀧心中未遂」を読んでいたからかもしれないが、この二つがちょうど共鳴するかのようで、しっとりと観賞することができた。
    また、矢代静一の戯曲。私が大学生時代に、よく耳にし、そのいくつかは観ていたはずで、その懐かしさも含めて、足を向けるようになったものだ。
    生きることの切なさ、重さ。言葉にしてしまうと、なんとも軽々しくなるのだろうか。出演の2人は、それを見事に体現していたと思えた。内容上、仕方なかったが、舞台照明が暗く、できれば俳優の表情も併せて見てみたかった。
    とはいえ、行ってよかったと思えた好演。

    0

    2022/02/12 21:07

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大