一月三日、木村家の人々 公演情報 青年団リンク 二騎の会「一月三日、木村家の人々」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    沈黙がどうしてこんなにおもしろいのか。
    2回観ました。初回は脚本的・ストーリー的な部分を追ったからそれほどのインパクトを受けませんでした。けど、多田さんの演出だけに後半確認せば、ともう一度。ハンパなくおもしろくなっていたのにびっくりしました。

    ネタバレBOX

    ストーリーを追えば、普通に家庭での介護の話。女としては実際の介護を担う長女の気持ち重視で兄や次女の身勝手さを納得できない、笑えない、っていうのが初回観た時のもやもやでした。脚本はコメディとして書かれたとのことでしたけど、そのあたりもすっきり笑える感じではなく。

    が。やっぱりだいぶ変化ありました。笑えるところは十分笑えるようになってるし、そこから涙がにじむし。

    兄の演技にいい抑揚がついていて、そこが笑いにつながっていったように思います。重苦しく暗い感じだったのが、怒鳴りつけてくれて。そこでいい軽さが生まれてました。

    どうにもわくわくするのが静かな場面です。黙ってるだけのところが醍醐味です。目配せや様子伺い、逃げ、その辺りは客側の勝手な想像なのかもしれないけど、そういう言葉のない会話から目を離せませんでした。ものすごいハラハラするし、心配になるし、笑えるし。多田演出には言葉はなくてもいいのかもしれない。

    今回は脚本のよさでも楽しめるし、演出の味わいでも楽しめるし、やっぱり何度観に対しても耐える強度がある作品でした。

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    2009/06/03 22:19

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