実演鑑賞
満足度★★★★★
(なるほど、私戯曲かぁ)と観終わって思った。ある劇作家の追憶は、笑いとほろ苦い痛みを伴いつつ、ひとつの時代を鮮やかに描いていく。背伸びをしながらもオトナになりきれない彼らを大人が演じることで見えてくるモノもある。彼がそこで出会った人や出来事は個性的だけれど、同時に普遍性を併せ持っていて観る者に懐かしさを感じさせる。楽しかったこともささやかな後悔もそれぞれに。開演前や終演後のロビーも含め、総力戦という言葉がふさわしい、劇団らしい面白さがあった。
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2022/01/05 13:17
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