実演鑑賞
満足度★★★★
奇想天外な(ストーリーならぬ)演出というのが地点の持ち味。そう言えば今作では「地点語」が途中一度出て来たくらい。独白で綴られる「地下室の手記」が地点版に意訳されたテキストをおちょくった発声と演出でこね回され、それでも確かに言葉が積み上がって行く感がある。しかし感覚で捉えるのは舞台という現象の構造、ありようでテキストでない。人間の営為のカタチを味わう的なレベルで、アフタートークのゲスト(ロシア文学研究)の言うように地点は一演目を複数回見るのが良い、のかも。
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2021/12/02 08:31
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