期待度♪♪♪♪♪
10代の時は演劇は若い子のものだと思ってた。
文化祭や学園祭で、台本や演出家や舞台監督からの指示をしっかり守りながら演じるものだと。
20代の時は演劇なんて熱いもの少し古臭いと思ってた。
テレビや映画やミュージカルがかっこよくて、商業演劇がかっこよくて、ただの演劇なんて貧乏くさいって思われちゃうし。なんて。
30代になってから、これって特別に演じるものじゃなくて人間の生きざまそのものが表れるんだって知った。だからそれをやり続けられる人は特別な才能を持ってる、その才能の名は「芝居に生きる」というやつ。
今はもう、私の30代だった時間なんてとっくのとうに過ぎ去っちゃってるけど、20代の時にたくさんの新しいことに巡り合って、それは幸せでもあったわけで、でも30代の時には本当に苦しいことにも巡り合った。
30代は1年1年、色が違って世界が違って成長しつつも後退してクヨクヨ泣いた時も1度や2度じゃなくて、そういう濃密な時間の連続だった。
そういうのを全部ひっくるめて自分の人生に重ねて観てみたいなって思います。