実演鑑賞
満足度★★★★
205X年、現在のコロナ禍の延長線上をイメージさせるが、こんな未来は有難くない。
多くの記憶が欠落した5名からなる政策論議。
謎だらけのスタートなので、状況の解明と共にもう頭の中はフル回転。
奇妙な空気感でありながら、こうした論争を目の当たりにすると、ひとつの法案が決定するのは奇跡なのではないかと思えてきます。
同時に、一部の記憶だけで形成された人格からくる不安定さのせいか、不気味な緊張感が。
キャストの大半がワークショップオーディションで選抜されたそうですが、ティーファクトリー独特の世界観は揺るぎなくキープ。
終盤でゾクッと身震いしたくなる構成も見事でした。
見応えあり!