実演鑑賞
満足度★★★★
史実(豊臣秀吉の朝鮮出兵)に恋愛物語を織り交ぜた壮大な歴史絵巻。主人公・沙也可はもともと日本人であったが、生きるため、愛する人のために終の棲家を朝鮮に求め、子孫(遺伝)を絶やさなかった。
終演後、その末裔に当たる方が舞台挨拶に立った。沙也可は韓国の歴史教科書にも載るほどの有名人物で、鹿洞書院に奉られ、その隣に友好記念館が建てられているという。
遺伝と言えば、主人公を演じた田村幸士さんは、祖父が阪東妻三郎、伯父が田村高廣・田村正和、そして父は田村亮という役者一家。やはり血は争えない見事な熱演であった。
(上演時間2時間30分 途中休憩10分)