「ホクロ・ソーセーヂ」「ヂオロオグ・プランタニエ」 公演情報 劇団東京乾電池「「ホクロ・ソーセーヂ」「ヂオロオグ・プランタニエ」 」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    ネタばれ

    ネタバレBOX

    劇団東京乾電池・二本立て公演
    別役実『ホクロ・ソーセーチ”』
    岸田國士『ヂアロオグ・プランタニエ』を観劇。

    演出家・柄本明は好んで主人公不在の『ゴドー待ちながら』のような芝居をいつも作っているようだ。そういえば全盛期の東京乾電池のナンセンス芝居はここから来ていたのか?と改めて知った次第だ。
    主人公が登場しそうで出てこないながら、周りが右往左往する様をコメディーにはせずシリアスに捉えるのが今の東京乾電池なのだろう。ただ原点は変わっていないようだ。
    昔の劇作家の戯曲を作るというのは時代に即していない部分が多分に見えてきて『何故今やるの?』と疑問が出てくるのだが、そこを見透かして柄本明は作っているのがよく分かる。
    一切登場しないゴドーらしき人物は途中でどうでもよくなってくるものだが、今作は気になってしょうがないのである。
    もし観劇中にその一瞬に行きつければ現在の劇団東京乾電池の面白さを会得するのであろう。

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    2021/08/14 18:15

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