満足度★★★★
初日!青山劇場でしょうもないことをやる面白さ。コント赤信号も復活!但しS席10500円でも大衆演劇?
伊東四朗一座公演は大好きで、数回見てますけど、S席10500円では、もはや大衆演劇、軽演劇とはいえないかもしれません。
出演者も増えて、小林幸子を迎え、青山劇場になった時点で、規模が大きくなりました。
話は、日本映画黄金期、俳優・スタッフは契約映画会社以外の仕事が出来ない「五社協定」を軸に、映画に関わる人々の大騒動。
一言で言えば、従来路線に、コメディエンヌの中村メイコ、演歌歌手の小林幸子を客演に迎えて、スケールアップ。
小林幸子が出演すると決まった時点で、大掛かりな装置が組める舞台が必要になった?
歌は2曲しか歌いませんでしたが、観客の期待どおりのクライマックスを彩りました。
芝居は、年齢層にかかわらずに楽しめるわかりやすい「笑い」が特長。
客席には、かなりご高齢の方も見受けられましたが、満席の場内は大爆笑でした。
年代もまちまちの大勢の観客が集まって、みんなで笑いを共有しているような一体感。
こういう雰囲気は非常に楽しいですよねぇ。
見方によっては、昔ながらの笑い(よい意味でも悪い意味でも・・・)ではありますが、
気張らず力まず、しょうもないグダグダ感も含めた面白さを楽しんだと言えましょうか。
そして、私の最大の笑いのポイントは「コント赤信号」のコント!
3人が舞台に揃って、コントをやるのも何年ぶりか。
さすがにテンポが良くて爆笑してしまいました。