実演鑑賞
上演時間は、約1時間50分(途中休憩無)。 あまり奇をてらわず、真正面から戯曲に向き合う姿勢に徹した演出が印象的な舞台作品。 各々の役者が、戦争直前の日本と古代とをまたいでほぼ対応する役を交互に演じ分けながら話を進行させる趣向は、二つの時代の単なる直線的な往来とは違い、時間的渦のようなものを生み出し、観る者をスパイラルにその中へ引き込み呑みこんでゆく作用あり。観ていておもしろいが、演じる側は負荷がかかり相当大変。 初演時野田版でヒイバア役の野田さんも語り手として、声のみだが出演。
0
2021/04/16 17:45
このページのQRコードです。
拡大