満足度★★★★★
今年2回目の下北沢でした。
天国でも地獄でもないところ。この世でもあの世でもないところ。善でも悪でもないところ。白でも黒でもないところ。主人公の女性が、そこに存在する最終的により良き人を作り出す目的持った審議員たちに、次は何に生まれ変わりたいか、問われて出した答えは・・
本作が当たりか外れか問われたら。んーーー。。
オチにつながる登場しない息子の心理描写に無理がある。主人公にも別の呼び名あたえてたら、もっとグレーゾーンが生きたかも。
戦争って単語出せば観に来る人たちに共通の世界観を持たせられる芝居と違って、この手のおとぎ話は、登場人物たちが何をしてるか分かるまでの会話が無駄になるもんだが、本作には分かるまでのイライラが無かった分だけ良かった。
ビジュアルに救われた面が大きかった。
衣装が良かった。セットも世界観をよく表してた。が、配信を意識した仕込みだか友達だかの無理矢理な笑いは現場的にはうざかった。配信で観たら場内うけてるように観えるんだろうか。気になる。配信でも観てみようかな・・
スズナリ。
あれで満員じゃないのが信じられない。とにかく椅子の前後がきつくてきつくて。椅子に収まるのが大変。椅子とっぱらうか前後広げるかしないと。最終的に太った人や体の大きい人は、配信観劇で現場には観にいかなくなっちゃうんじゃないのか。
夜の下北沢。
帰りに通ったところで印象が違うんだろうが、駅前の喫煙所周辺のガラの悪さは下北らしく無くなってた。去年ぐらいから行政が力入れてる喫煙禁止や、今回の緊急事態宣言で、個々でバランス保ってた自由の街って感じだったのに。選別作業しかできない無能な権力のルールが強すぎるとこうなるんだなって、崩れた社会の縮図を見てるようだった。
本多グループさん、スズナリの灰皿も無くしちゃうままになるんですか><。。