満足度★★★★
6つの川を渡り、その度に何かを失って…残るのは名前のみになった不安の徒 Gulliver… いや、ガRiverなんじゃねぇか(笑)… っていう妙な言葉遊びの風味もあるコミカルでシニカルでアグレッシブな… 曰く 野外移動式摩訶不思議演劇アドベンチャー。
世の不安を題材に… 時に「不思議の国のアリス」にみたいな不条理空間に幾度も突き落とされましたが…不安に対する評はむしろ真っ当な分析の様に思えて…本来のガリヴァー旅行記の原点が元々「風刺」であることを踏まえれば、これも現代日本を見立てた風刺/翻案なんじゃないかと夢想もする。
ネタバレBOXに続く