扁桃と虚天球―なけなしの革命児の帰依に寄す― 公演情報 劇団夜鐘と錦鯉「扁桃と虚天球―なけなしの革命児の帰依に寄す―」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★

    鑑賞日2020/12/25 (金) 14:00

    「扁桃」はどこに、「プラネタリウム」はどこに。
    革命はいずこに。

    ネタバレBOX

     開演。目の見えない父親がマスターをするバーで、その娘が天体望遠鏡を覗いている。その先に見える星が、亡くなった母なのだという。父はその望遠鏡で自分を見ろと言い、星が見えるか?と。そして自分も覗いてみると言うのだが、望遠鏡にラムネを入れると自分でも見れると。

     さてここから時間軸は戻っているのか?
    父は目が見えているし、母は健在。兄も一緒に住んで、ホテル兼営のバーを手伝っている。ラムネに入ったビー玉は、店の名前「天球」の象徴として、ここに集まってきた1人の男と1人の女は、ビー玉が「子」、ラムネの瓶が「母」であると、空の瓶を手に失ったビー玉を探す。

     さて「古びたアパートとアパートの隙間を覗き込むと、どうも建物と奥行の合わない路地が伸びている。すーっとそこへ吸い込まれるように侵入していくと、そこにラヴホテル兼スナック『天球』は現れる。」この説明文は、誰の視点?

     どうやら親探しの物語らしいのだが、私にはどうも理解が追い付かなかった。父はなぜ失明した?母はなぜ死んだ。あの飼い猫の惨殺から、その顛末は想像できるのか?

     そうか、あの人形師が革命家なのか!

    0

    2020/12/25 21:35

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大