満足度★★★★
鑑賞日2020/11/28 (土) 17:00
初見のユニット、というより、稲村梓を初めて見た。面白い舞台だった。
長崎の老舗旅館の一人娘で、東京に出て来て銀行で働く女性が、母親の上京に合わせて婚約者がいることにしたくて頼んだ俳優(の卵)と打ち合わせする一夜の物語の二人芝居。設定そのものはよくあるものだし、物語のドタバタ振りを楽しむ作品だが、個々のエピソードは玉石混交という感じで、納得できるものもあるが、そうでないものもあるのだが、稲村・杉山の演技力でしっかり芝居として成立してる。稲村は『売春捜査官』を何度もやっており、そんな雰囲気の部分もあって、いろいろ考えると楽しい。