エントツ女王と煙たい町 公演情報 電動夏子安置システム「エントツ女王と煙たい町」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2020/11/20 (金) 19:30

    社会派になったのか #電夏、という印象の芝居だった。
     織美町は以前、工業団地を誘致して町を栄えさせ「エントツ女王」と呼ばれる堀江町長が長い間町政を担っていたが、今度は町のシンボルでもある天篝山を世界遺産にと考え、そのためのプロジェクトチームを作る。だが、そのためには工業団地の煙を抑制する条例を通さなければいけない……。そんな状況の中での、町議会議員たちと役場の職員たちの物語を、オンライン会議がフリーズする中での行き違い/勘違いというドタバタ展開で笑わせてくれる。昨年の『ベンジャミンの教室』とよく似た設定の作品だが、議員も職員も自分の興味や利害でしか動かない、というあたりが「社会派」風味に溢れてる。唯一、地元出身でない苗場(小林知未)だけが真当、というあたりが興味深い。
     当パンによれば、主宰の竹田の実体験をベースにしたという点でも「社会派」の味がする。劇団員と準劇団員とも呼べる常連を中心にした客演陣で、戯曲を確実に上演する力は20周年に相応しい作品だった。120分。
     役者陣が顔に横に線を入れるメークをしていた理由が分からない。それと、役場の職員だけが吊りバンドでパンツを吊っていたのも理由は不明。

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    2020/11/21 11:23

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