満足度★★★★★
アン王女=朝夏まなと、ジョー・ブラドレー=加藤和樹、アーヴィング=太田基裕の回を観劇。
無名のオードリー・ヘップバーンが一躍トップスターに上り詰めた1953年の映画のミュージカル版。
さすが帝国劇場、席数半分にもかかわらず、たっぷりとお金をかけて次々と豪華なセットを登場させる。大赤字なんじゃないでしょうか。もちろん衣装も作りこんでいるし、スクーターを舞台上で走らせたりもする。ミュージカルとしては音楽が控え目であり、ストーリー重視と言える。そのストーリーは淡い恋愛と成長の物語であってなかなか感動的であった。すべてが高レベルで揃っていて、余裕の星5つ。B席4,500円で観させていただいて申し訳ないくらいだ。
常に外気を取り込んでいるので会場内は男の私でもかなり寒い。コロナには罹らなくても風邪をひいてしまいそうだ。毛布の貸し出しも今はしていないので女性は厚着で行くことをお勧めしたい。