センポ・スギハァラ 公演情報 劇団銅鑼「センポ・スギハァラ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    劇作家・平石耕一さんの出世作にして代表作。杉原千畝の話は今や有名だが、顕彰の先鞭を切った作品でもある。ビザ発給の決断がひとつのポイントだが、満州で見た日本人の専横ぶりをナチスに重ねることと、外交官として子供に誇れる仕事かどうかという角度から迫る。子供の存在は独楽を通して象徴され、それがキーアイテムとなる。津上忠さんの教えのように、小道具を三回生かしていた。

    杉原役の館野元彦が、気さくな気骨の人をえんじてよかった。妻の中村真由美も夫を支える気丈さを示していた。ユダヤ人家族のパートも横手寿男、山形敏之ら、好演していた。
    領事館とユダヤ人アパートの転換を一瞬でできる、パタパタ式の美術も良く出来ていた。

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    2020/10/11 01:22

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