満足度★★★★
鑑賞日2020/09/26 (土) 19:00
面白い舞台だった。
60年代のロンドンを舞台に、倦怠期に入って擦れ違いの多くなった夫婦を神のような存在の私立探偵が救う、というようなストーリーだが、探偵の存在感が強烈で面白く見せてもらった。原題が "Public Eye" というのだが、"Private Eye" には「私立探偵」という意味があり、その辺にアイデアがありそうだ。60年代の作品ということで、扱われるエピソードには時代を感じさせるものも少なくないが、普遍性のある作品にはなっている。ベテランの役者陣の貫禄と言うか、セリフを言っていないときの存在感も見事だ。