満足度★★★★
本公演は、★☆北区AKTSTAGEの「ロマンス」とナイーブスカンパニー「逢瀬川」のコラボ、そして自分は後者を観劇。「逢瀬川」には人間四部作 第一部「献身」の副題が付いている。
冒頭、瞬時に物語の底流を想起させる、実にうまい掴みだ。また大音響と早口で捲し立てる台詞は、つかこうへいの演出を彷彿させる。この圧倒するような場面、一方、情感溢れる場面を巧みに構成し物語の世界に誘う。
コロナ禍にあっては仕方がないのかもしれないが、途中の換気によって(芝居は中断しない)、流れが少し停滞したように思えたのが残念。とは言え、観応えは十分だ。
(上演時間1時間20分)