このBARを教会だと思ってる 公演情報 学習院大学演劇部 少年イサム堂「このBARを教会だと思ってる」の観てきた!クチコミとコメント

  • 鑑賞日2020/02/27 (木) 19:00

    価格0円

    100%雑記

    ネタバレBOX

    19:00の回(晴)

    雑司が谷から歩いてみるが寒い。
    ちょうど18:30、受付開場。右、舞台をみればかなり凝った美術で思わず足を止めてしまう..と、BOSTON「THIRD STAGE」のジャケットが壁に。

    1stアルバム「BOSTON」は1976年、この3rdアルバムは1986年。この会場にいる誰も生れていなかったのになぜここに、と懐古。CDが「1987年にはレコードのシェア率を追い抜」いたという時代のこと。右隣のThe Veuturesとの組み合わせがユニーク。左のは分からなかった。

    よく調べるとこちらは、2016/4「あゆみ」、2016/9「広くてすてきな宇宙じゃないか」、2016/12「八月のシャハラザード」、2017/6「すきやき」~かなり空いて今回。

    「このBARを教会だと思ってる」は突然予約したので、予習せず。ハセガワアユム(MU)さんの作品としらないまま観劇。なんだか随分変わった作品、という印象は間違っていなかった。

    MUは、2012/7「MY SWEET BOOTLEG」、2012/12「週末たち」、2014/11「狂犬百景」。本作は4章立てで2時間ものを約100分に。

    MU版の公演についてネットで拾い読みしてみる。

    また、BARで芝居といえば「エビスSTARバー(旧エビス駅前バー)」。よく観に行きました。雰囲気がよく似ていると感じたのは壁にかかっているジャケット(エビスもそうでした)のせいかもしれません。

    ライトに細かく反射、林立する「酒瓶」。正面の壁にはいろいろな小物が小さな棚ごとに収まり、その向こう(戸外?)は落書きで埋め尽くされている。「Mr. Guder」はカーペンターズ??

    棚、中野ブロードウェイにある「レンタルショーケース店」のように自分に属していたものを露わにしている(告解)ことを暗示しているみたい。

    ただ、「告解」がどうしても「国会」に聴こえてしまうのは昨今の状況からやむなしか。また、上階から吹奏楽部の演奏が伝わってくるのも雑居ビル(にしては上品、ベートーヴェン?)と思えないこともない。

    高速回転の会話、沈黙のうちに葛藤が混濁する時間、を客席から眺めていていると感覚が消えてゆくような気がしてくる。声を吐き出す、声を飲みこむことによって何かを避け、ひと時であっても何かを忘れたいのだろうかと。共感し、共鳴し、物語とともに時間を流れてゆくのではなく、街の雑踏を肩をすり合わせながら蛇行してゆくような生き方。

    0

    2020/02/29 12:46

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大