一角仙人 公演情報 演劇ユニット 金の蜥蜴「一角仙人」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2020/01/22 (水) 19:00

    座席L列7番

    価格4,500円

    能楽を題材に独特の作品創りをする金の蜥蜴、今回は元々はインドが舞台という異色作品を取り上げる。
    当日パンフレットにもあるように元ネタは非常にシンプルな話ゆえ、その前日譚(=エピソード0?(笑))を附加したり登場人物を増やして彼らの人間ドラマも描いたり、さらに結末も…(自粛)…と、いわば小噺を一席の落語にするような膨らませ方をしているのが面白い。
    よって観劇前に能楽「一角仙人」のあらすじ(ネットで検索すれば簡単に見つかる)を一読しておくことを強く推奨。

    ネタバレBOX

    終盤、龍神の怒りを鎮めるべく一人がわが身を犠牲にしようとすると次々に「だったら私の命を」と言い始めるので、いつ「どうぞどうぞ」と言うのかと思っていたが、さすがにそれはなかったですね。(笑)

    そう言えばその前の部分で天の岩戸を引き合いに出していたけれど、自ら隠れたのと封印されたのとでは違うんでないかい?(爆)

    龍神が自ら命を絶つオチには「神話の終焉からの現実界」を思ったが、その後の場面で言われてみれば確かに神は命を絶ったりしませんわな。
    そして一角仙人と龍神が兄弟で、身勝手な人間たちを懲らしめるために仕組んだことだったというラストには感服。

    そんなこんなで事前に元ネタを予習していたのは大正解。

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    2020/01/22 23:50

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