満足度★★★★★
初のqui-co.さん作品でしたがその世界観をタップリ堪能出来ました。
表題演目の『平日の天使』も良かったのですが、個人的には『サンダルウッド』の世界観が最高に好きでした。
生々しい男女のやり取り。
どうしようもなく流れる時間。
そこにあるお酒と、溢れる様な音楽と踊り…
そして百花亜希さんの消えてしまいそうな危うい存在が抜群でした。
照明が徐々にフェードアウトして、消えてしまう、終わってしまう儚い至福の時間…
掌から砂がこぼれ落ちていく様な脆さと、でもそこに確かにあった存在の残骸と感触…
全てが絶妙で素晴らしかったです。
たぶん今でも某観劇アプリで観られる筈なので、多くの方に観て貰いたい作品です。