満足度★★★
鑑賞日2019/08/25 (日)
割と簡素な舞台美術になりがちなこの劇場に…ガチのリアル志向の神社の美術、不惑の女性たちに謎の着ぐるみ女子会、どめどもなく溢れる文句(不平不満)の数々… ありとあらゆる組み合わせで「ギャップ」が発生しているのが実に楽しい。特に着ぐるみのインパクトが大きくって、これがなかったらだいぶん印象違うよなぁ。
そして、怒涛の文句の洪水なのにぜんぜん嫌みに感じられない味が良いね。そしてまた… その文句の言葉を見事に具現化して出てくる隅田佳乃(私が観たのは平林ももこさん)が良かったです。誇張されたインスタ女子、世渡りうまそで嫌みに気取った様な振る舞いの中に… 秘めていた「趣味のあった仲間」を渇望するアグレッシブさや そのクセたやすく折れそうになるという性格の揺れがコメディに合うねぇ。