一滴のしずく 公演情報 アンティークス「一滴のしずく」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    タイトル「一滴のしずく」には続き文がある。それこそが公演の底流にある生きることの素晴らしさ、人間讃歌を思わせる含蓄ある言葉。
    少しネタバレするが、物語は民宿 田村の家族やそこに集う人々の坦々とした日常、時として大きな出来事が起きたりするが、それらも含め人生の営みを優しく見つめたヒューマンドラマ。台詞等から海や樹海が近くにあり、にもかかわらず山奥といった静寂も感じられる。そんな環境にある癒しの民宿に自分も行ってみたくなる。
    ちなみに劇中に流れる音楽、そして実際 役者が奏でるのは、有名なクラッシックのピアノ曲。その構成(長調)を物語の構成(展開)として擬えているようで、実に繊細な作品に仕上げている。
    (上演時間1時間40分)

    ネタバレBOX

    舞台セットは民宿内...柱で3分割に区切り上手側奥に障子の引違い戸、真ん中がメインになる民宿の集い空間のような場所、下手側は玄関に通じるスペース。上手側スペースや柱の上に枯れ葉。木の温もりは人の心を豊かに育むような温かさに通じる、まさにこの公演のイメージ通りの造作である。物語は2つの家族を描き分けるため、柱の日めくりカレンダーか柱時計の違いで表現する。後日追記

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    2019/12/13 23:35

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