満足度★★★
10年刻みで描かれる女性の一生。「10年刻み」と聞いて7つの愛のエピソードを描いたFUKAIPRODUCE羽衣「サロメvsヨカナーン」を思い浮かべたが、どちらかというと、ままごと「あゆみ」の軽やかさのほうに手触りが近かった。蝉の鳴き声やサイダーの泡、風が通り抜ける気配、波しぶきなどを擬音を用いて合唱することで瞬時に風景を立ち上げる手法は見事。手前と奥で相手と向き合わずに会話するシーンは、心の距離や時間の流れを表わすようで物語自体の奥行を感じさせた。
ネタバレBOX
0
2019/12/11 11:10
1
2
このページのQRコードです。
拡大