満足度★
残念な気分になった。
劇場に入るとS席の最前列に10人ほどの観客、
そこから4列ほど空いて(つまりS席が3~4列分売れていない)
そしてある2列のA席(A席の後ろと横にも多くの空席)
私はA席のサイド席で、劇中に数えたら30名~40名ほどの観客。
観客が少ない、それはまぁ仕方がない(それにしてもそこまで少ない舞台も珍しいが)
と思ったが問題はそこからで、
開演の5分前にスタッフからA席の人達に「この列以降の皆さん、2列ずつ前に座って下さい」
との指示が。
そして2列ずつ前に詰めて座るA席の観客…
これで良いのだろうか?
S席の人達はそれ相応の金額を払って前に座る権利を有している。
それを明らかに「見栄えが悪いから詰めて貰おう」という意図のもとに、
A席の人達を安易に前に出してしまう運営の考えていなさ、には驚いた。
そしてS席とA席との間のまだ空いている席に何人かのスタッフが座って埋めていた。
結局、これくらいの認識しかないスタッフが揃っているからこそ、席が埋まっていないのだ、
そんな部分がとてもとても気になって残念で仕方なかった。
作品は個々に頑張っている役者さんもいたが、そもそもA~Cの3チームが同じ舞台で
違う演出作品をやる、という事でセットも最低限のものしかなく、
照明、そして何よりも音響が非常に簡易で(暗転中、ただただ沈黙の空間…もあった)
そもそも観客を集めて観て貰える状況だったのかも今となれば謎である。