学芸会レーベル♥KR-14【中屋敷法仁】 公演情報 キレなかった14才♥りたーんず「学芸会レーベル♥KR-14【中屋敷法仁】」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    なんという学芸会。
    リアルとフィクションのトランスが、奇跡的に成功している作品。
    柴幸男が言うように「劇中劇に逃げて/落ちていない」のは見事の一言。
    いつもの有象無象のリミックスについても、「おかあさんといっしょ」や童謡を
    メインに据えた結果、どこまでも健全/健康的に仕上がっている。

    そのトランス状況を支えるのは、骨太な俳優陣。
    伊東沙保の少年漫画的な主人公、荻野友里の訳ありな悪役から、
    今村圭祐の“学芸会らしい”役に至るまで、本当に献身的な面々だ。
    健康/健全な部分において柿喰う客を完全に凌駕した。

    中屋敷作品を観続けて10年弱。今のところの最高傑作、かもしれない。
    子どもだった頃がある人ならば是非、観てほしい作品だ。
    今まで観たことのない音楽劇がそこにある。

    ネタバレBOX

    「木」という役が舞台上で成立している瞬間。それだけでも観る価値がある。

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    2009/04/21 12:41

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