レッツゴーギャング 公演情報 劇団東京ミルクホール「レッツゴーギャング」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    演劇部をそのまま大人にしたような女子劇団がある一方、男子オンリーもある。開幕ペナントレースに近い雰囲気を感じたのは単にそのためか。男子体育会系。
    もっともこちらは女役を男子がやる。主宰佐野バビ市本人が女装にこなれていて、大衆演劇の出し物よろしく途中日舞を披露。登場だけで拍手をもらっている。
    この集団、以前space早稲田での北村想戯曲リーディングという企画の一作品を受け持ち、所属劇団員を含めた俳優の切れの良さと肩の力の抜けた劇の捉え方、自由さが印象的であった。いつか観たいと思って「漸く観劇に至った」という思いだが、随分歳月が流れたと思いきや未だ3年だった。
    笑いのための台本で、ガバと黒幕を落とせば笑点の舞台。演者それぞれの物真似に始まり、本筋はリアル返上の荒唐無稽なスパイ物? 設定は昭和一桁としたがあちこちで現代が無節操に出入り自由。しかし犯罪集団と官憲との追跡劇の行方を、いつしか追っており、不意にホロリとさせる所も。だが基本お笑い興行。

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    2019/10/17 04:21

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