紅の舞う丘 公演情報 風琴工房「紅の舞う丘」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    力強さを感じる舞台
    「化粧」ということもあり、なにか最後の一歩、深い部分で、女性が観ると感じ方が増す部分、男にはわからない部分があるのかもしれませんが、モノヅクリへの思いが詰まった清々しい一本だと思いました。

    起業という力強さ、勢いに溢れていましたが、「そっと紅を…」というような繊細さがもっと見えても良かったと思います。それだけ強さを感じ、元気をもらえる舞台だったということかもしれません。

    ネタバレBOX

    床は肌のイメージなのかなと。肌の上でいくつもの成分が戦って、一つになって、モノを作り上げていく。そこには時に添加物も含まれていて、でもだからこそ美しかったり。
    個性的な役者さん達は、始め多少の違和感や戸惑いを感じます。しかし、とても魅力的で愛すべき存在に「化ける」瞬間があり、これは風琴工房ならではの魅力だと思いました。

    チラシでも前面に出していましたが、紅の色が強過ぎて残らないのがもったいない気もします。ソファの印象か、最後の花の色も風景に馴染んでしまってました。鮮やかにぽっと一点だけ紅の色が残るようなそんな色使いが、どちらかというと好みではあります。

    自分にではなく、母になるものへ、紅を。
    素敵なシーンでした。

    0

    2007/04/07 02:49

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大