ビターズ 公演情報 Flying Trip「ビターズ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2019/10/03 (木)

    中野 ザ・ポケットにてFlying Trip『ビターズ』を観劇。
    プロジェクションマッピングを彷彿とさせるような綺麗な映像と花吹雪、舞台上で演じられる役者さんの生きたお芝居が上手く融合し、とても美しく熱い作品になっていたように感じました。ただ、内容はなかなかシリアスで奥深い。登場人物はドキュメンタリー映像ディレクターとその仲間たち、取材先のボランティア団体のメンバーとその経営陣たち。内容の詳細は割愛しますが、一人一人に様々なエピソードが盛り込まれており、相関図を整理しながら見ているだけで面白く、どんどんと物語の世界に引き込まれました。何ともまぁよく出来た人物設定、ストーリーだなぁと思ったのはもちろん、一人一人のエピソードや人格が明らかになればなるほど、それぞれのキャラクターに感情移入し(中にはイマイチ共感し難いキャラもいましたが)、誰が味方で誰が対立相手なのか分からなくような不思議な感覚に陥りました。特にボランティア団体の社長さんは謎めいた風貌で、この人の言っている「ボランティアを始めたきっかけ」などの話は真実・本音なのか裏があるのか、両方の可能性を想像しながら観ていました。ドキュメンタリー制作チーム、ボランティア会社のスタッフとの会話も実に生々しく、フィクションではあるものの、間違いなく自分の頭の中には生きた一人一人のキャラクターが存在していました。
    時代やその時の環境などによって人間の考え方や生きざまが変化してしまうのは致し方ないことなのかもしれませんが、作品を最後まで見ていて感じたのは、やはりどんなことがあってもブレない信念を持って生きることが大事だという点かなと。もちろん全てが正しいとは限らないものの、他人のアドバイスに耳を傾けながらも自分自身の考えに自信があるならば、それを貫き通す生き方は輝いて見えるような気がしました。相馬圭祐さん演じる矢島ディレクター。最後やたらとカッコ良かったなぁ。他の演者さんも皆良い味出されていたなぁ。。想定外の衝撃的なシーンもあり最初から最後まで見逃せない作品でした。

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    2019/10/05 00:30

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